「ラケット少年団」の配信はどこ?ネトフリ・U-NEXT・Huluの配信予定

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爽やかスポーツ青春ドラマの「ラケット少年団」

バトミントンを頑張る中学生たちのお話ですが、熱血スポ根ものではなく、子供たちの友情や初恋、家族愛。そして、田舎町ならではのご近所の温かい交流を描いたホッコリ系ドラマ

最近、「スイートホーム」や「イカゲーム」といった刺激の強いドラマばかり見てたので、一息つくために視聴しましたが、期待以上の面白さでした!

主演は、「愛の不時着」で北朝鮮兵士の末っ子を演じたタン・ジュンサン

ほかにも「椿の花咲く頃」や「ホテル・デルーナ」でおなじみの人気子役キム・ガンフン

「悪霊狩猟団カウンターズ」「SKYキャッスル」に出演のイ・ジウォンといった10代を代表する若手の役者さんが大活躍しています。

  • 放映年:2021年5月
  • 話数16話
  • 演出:チョ・ヨングァン, アン・ジョンヨン
  • 脚本:チョン・ボフン

「ラケット少年団」のあらすじ・感想

ユン・ヘガン(タン・ジュンサン)は、中学3年生の野球少年

ある日突然、バトミントンのコーチである父親ユン・ヒョンジョン(キム・サンギョン)と妹のヘインと共に、ソウルからド田舎の海南(ヘナム)に引っ越すことになります。

ヒョンジョンは、へナム西中学校のバトミントン部のコーチに就任します。かつては、全国制覇8連覇の強豪校でしたが、現在は部員3名だけの廃部寸前のバトミントン部

人数が足りないために試合の出場すら危ぶまれている状態。廃部になれば、職を失ってしまうために、ヒョンジョンは息子のヘガンに試合の出場を頼みます。

野球をやりたいヘガンは拒否しますが、家にWi-Fiを引くことを条件に試合の出場を承諾します。

最初はWi-Fi目当てで、渋々バトミントンを始めたけど、次第にヘガンがバトミントンに目覚め、必死に練習して強くなっていく熱血スポ根ものの展開かな?と思ったら・・・・

ヘガンは小学生の時、全国1位の実力の持ち主。バトミントンの天才少年と言われてましたが、人気のない競技であるバトミントンに嫌気がさし、野球に転向します。

でも、久しぶりの試合で負けてしまい、ここから負けず嫌いのヘガンに火がつきます。

当初のヘガンは、バトミントン部に在籍するのは一時的なことと考え、ユンダム、ヨンテ、ウチャンの3人を仲間と思っていませんでした。

ところが、妹のヘインが喘息で倒れてしまいます。3人は、ヘインを代わる代わるおんぶし必死になって病院に運びます。

ここからヘガンは、3人を信頼し始め、周りにいる人を友達と認めはじめます。

へナム西中学校のバトミントン部のメンバーたち

パン・ユンダム(ソン・サンヨン)中学3年生
パン屋の息子、まじめなイケメン君

中学生ならでは初々しい恋愛にホッコリ

ナ・ウチャン(チェ・ヒョヌク)中学3年生

ヒップホップ大好き、でも歌えない

ウチャンのお父さんは、バトミントンに反対していましたが、ウチャンの頑張りを見て、応援するようになります。

イ・ヨンテ(キム・ガンフン)中学2年

「椿の花咲く頃」や「ホテル・デルーナ」でおなじみの人気子役キム・ガンフン

両親は自然人?明るくムードメーカー的な存在

チョン・インソル(キム・ミンギ)中学3年生


ヘナムで1位の秀才

ヘガンたちに冷たく接していたけど、実はバトミントンが大好き

議員の父親に反対されますが、バトミントン部に入部

ヘガンに「クソ優等生」と言われますが、次第に仲良くなっていきます。

ヘガンたちとヨンテ、なんだかすごく年齢差があるよう見えたので調べたら

  • ユン・ヘガン(タン・ジュンサン)
    2003年8月生まれ18歳
  • パン・ユンダム(ソン・サンヨン)
    2002年4月生まれ19歳
  • ナ・ウチャン(チェ・ヒョヌク)
    2002年1月生まれ19歳
  • イ・ヨンテ(キム・ガンフン)
    2009年6月生まれ12歳

やっぱり、かなり年齢差がありました。でも、ドラマを見ているうちに年齢差も全く気にならず

5人がわちゃわちゃとじゃれあっている姿が見ていてホント楽しかった♪

ゲーム大好き、練習嫌い

普通の中学生だなぁ

クスクスと笑えて、ウルっとして、心温まりました~♪

ヘガンがバトミントンを辞めて野球に戻るかもしれない

「お前がいないと勝てないんだよ」そんな理由ではなく、ヘガンがいないとつまらないから、一緒に遊びたいという理由にはホロっとしました。

ヘナム第一女子中学校

ハン・セユン(イ・ジェイン)


ヘナム第一女子中学校のバトミントン部員

全国1位の実力の持ち主で絶対エース

世界大会でも優勝、バトミントン界の有名人

ヘガンとセユンは小学校時代の知り合い

セユンは小学生の頃からヘガンが好きだった見たいです。

2人の初々しい恋愛もホッコリ

イ・ハンソル(イ・ジウォン)


ヘナム第一女子中学校のバトミントン部員

セユンの親友

「悪霊狩猟団カウンターズ」「SKYキャッスル」に出演のイ・ジウォン

最初、わからなかった!顔小さいし、こんなに可愛かったとは

役柄によってガラッと変わるので、今後が楽しみな子です。

バトミントン部の中学生がメインですが、ベテラン俳優がしっかりと脇を固めています。

ユン・ヒョンジョン(キム・サンギョン)


ヘガン・ヘインの父親でバトミントンのコーチ

「家族なのにどうして」「王になった男」などに出演

会長杯に出場することになるが、前の晩に飲み過ぎて寝坊した上に、会場を間違え遅刻して失格

でも、生徒たちはコーチを責めないんですよね。

ポンコツ過ぎるだろ!と思いましたが、後半、どんどんいいコーチになっていきます。

ラ・ヨンジャ(オ・ナラ)


ヘナム第一女子中学校のバトミントン部のコーチ、ヘガンの母親

現役時代は世界ランキング1位の選手だったが、オリンピックには出場できなかった

セユンの才能を見出し育てたコーチ

SKYキャッスルではセレブな奥様役(でも、元ヤン)でしたが、庶民的な役もピッタリでした。

ペ監督(シン・ジョングン)


へナム西中学校のバトミントン部の監督で白狼という異名を持つ

ヘナン西中学校は、かつて全国制覇8連覇の強豪校

導いたのはペ監督だけど、10年前に選手に暴行を働いたために監督を辞め、それ以来すっかり弱小校に

10年前に何が起こったのか

当時の選手やコーチが絶対に口を開かないのですが、やがて真実が明らかになります。

爽やかなスポーツ青春ドラマなのに、それだけでは終わらずに体罰や陰湿な虐め、しごきに対しての批判もきちんと描いています。

村の住民たち


おばあさん(キム・ミギョン)&おじいさん(シン・チュルギン)

このおばあさん、口が悪く最初はむかついたけど、実は心の温かい人

つい悪態をつくけど、すぐ後悔したり

ヘガンたちは、Wi-Fiのあるおばあさんの家に入り浸ります。

団体戦で1勝を挙げたヘガンたちは、約束通りWi-Fiを引いてもらえますが、ヘガンはあえておばあさんの家でゲームをする

急にいかなくなったら、おばあさんが寂しがると思うヘガンの優しさが現れるエピソード

都会から来た夫婦


死ぬためにヘナンにやってきたけど、村人たちとの触れ合いで生きる気力を取り戻す姿もとてもよかったです。

チョンコーチ(ホ・ソンテ)


和順烏城中にやってきた新しいコーチ

「イカゲーム」ではヤクザ役で出演

「ラケット少年団」ではカメオ出演でしたが、やっぱりの悪役

体罰やしごきは当たり前、選手の親からお金をせびったりのクズなコーチ

10年前に起こった暴力事件の張本人

眼を負傷したヘガンは相手に悟られないように試合に臨みますが、ヨンテは友達のウンホにそのことを話してしまいます。

ウンホはヨンテを裏切り、チョンコーチに話してしまいます。

ウンホを信じていたヨンテが可哀そう

でも、ウンホがひどいというよりも、子供をそこまで追いつけたチョンコーチが最低!!

こうした暗い問題を描き、裁きを与えている部分もドラマに厚みをもたらしているなぁと感じました。

あと、韓日戦で絶対に日本にだけでは負けるなと強調するコーチたち

韓国側が圧勝し、コーチたちは大喜び

正直言って、また反日とうんざりしましたが・・・

子供たちは「日本が嫌いなわけでありません。連絡先を交換して、連絡も取り合っているし、大会が終われば一緒に遊びます。試合だから頑張っただけです。」

「おおぉ~」(゚ω゚ノ)ノ

単なるホッコリ系のドラマで終わらず、メッセージ性があり、よりドラマを素晴らしくしていました。

かと思えば、大おばあさんの誕生日パーティー

釜山出身の大おばあさんのために、釜山に関係する映画を借りてきてみんなで視聴

ギャーとビビるので、もしかしてと思ったら、やっぱりの「新感染」でした。原題は부산행「釜山行き列車」

15話では、ヨンテの好きな選手イ・ヨンデが本人役でカメオ出演

2008年の北京オリンピックの混合ダブルスで金を獲った選手

「ラケット少年団」は多くの俳優さんがカメオ出演していました。

中学生の男の子たちが、廃部寸前から全国大会優勝まで

でも、熱血スポ根ではなく、バトミントンを通じて友情を深め成長していくハートウォーミングドラマ

大人であるコーチたちも子供たちへの指導を通じて失敗や成長をしていく姿、また、村人たちとの交流など、スポーツ以外の要素もてんこ盛り

試合のシーンは比較的あっさりめに描かれています。わかりやすい熱血スポ根ではなく、クスっと笑えて、人に対する温かさやじわじわとしみ込んでくる感動など、なんだかあだち充の「タッチ」を思い出すような作品でした。

若者たち、お父さんやお母さん、おじちゃんやおばあちゃんまで、それぞれの世代の心情を丁寧に描き、幅広い年代が楽しめる内容になっているのもこのドラマの魅力です。

面白かった~!!「賢い医師生活」「刑務所のルールブック」「応答せよシリーズ」好きにオススメのドラマです。

刺激的な内容が多い韓国ドラマですが、こうした普通の人たちの日常を描いた心温まるドラマが最近増えてきたような気がします。

「ラケット少年団」を視聴できる動画配信サービス

2021年10月現在、「ラケット少年団」はNetflixで視聴できます。

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