「Sweet Home -俺と世界の絶望-」に続いて、Netflixで話題のドラマ「イカゲーム」を視聴しました。
流血ものや大勢が死ぬドラマも苦手なんですが、「Sweet Home -俺と世界の絶望-」で勢いづいたついでに視聴しました。
韓国ドラマで初の世界のNETFLIXドラマ1位を獲得した話題のドラマ
多額の借金を抱え人生崖っぷちの456人が、456億ウォン(約45億円)の賞金を競うサバイバルゲーム
ゲームに負けると即死亡
生き残るのは1人だけ
なんとなく聞いたことがあるような設定(‥ )ン?
そう、「カイジ」に似ているんですね。韓国版「カイジ」とも言われている「イカゲーム」
サバイバルゲームは、今までの韓国ドラマにはないジャンルですが、面白かった!
1話約1時間で全9話なので、一気見しちゃいました。
ちなみに「イカゲーム」とは、1980年代に流行った子供の遊びだそうです。
ドラマの冒頭で簡単な説明が出てきますが、面に四角や円、三角の組み合わせを描き、攻撃と守備に分かれて戦うゲームです。
イカゲームという名前の由来は、図形がイカに似ているとこからきているそうです。
「イカゲーム」のあらすじと感想
※ネタバレありですが、結末のネタバレはありません。
ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)は、会社を解雇された後、飲食店を始めるがうまくいかず、約4億ウォン(4千万円)の借金を背負い、闇金の取り立てに追われる日々
離婚後、元妻は娘を連れて再婚、娘の誕生日を豪勢に祝いたいギフンは、ギャンブルで一儲けするが、すりに遭い、借金取りにボコボコにされる。
娘の誕生日祝いも満足にできなかった帰り道、地下鉄で1人の男性に「ゲームをしませんか」と声をかけられる
まさかのコン・ユ!
めんこを裏返した方が勝ち、10万ウォン(約1万円)をもらえるというルール
お金のないギフンはゲームを始めますが、負けても10万ウォンを払えないため、代わりにビンタされます。何十発も殴られたギフンは、やっとコツをつかみ、お金を手にします。
男は帰り際「ゲームに参加すれば、もっと大金を手にできますよ。」と言い残し、〇△□の図形が書かれた連絡先を渡し、立ち去ります。
お金が必要なギフンはゲームへの参加を決めます。
連れていかれたのは、絶海の孤島
ゲームには、456人の男女が参加
そして、456億ウォンの賞金を懸けたデスゲームが開始されます・・・
緑のジャージの参加者たち、マスクで顔を隠した赤いつなぎを着た奇妙な軍団
たくさんの人が殺される凄惨な内容なのに、映像が明るくポップで、まるでテーマパークのような感じ
そのギャップが、かえって怖さを際立たせています。
覆面をした正体不明の人物によってゲームのルールが説明され、参加同意書にサインをさせられます。
参加同意書の内容は「勝手に中断はできない」「ゲームを拒否したら脱落」「過半数の同意で中断可能」の3つだけ
ルールは簡単ですが、この時点では脱落=即死は伏せられています。
最初のゲームは「だるまさんがころんだ」
韓国では「むくげの花が咲きました」というそうですが、遊び方は「だるまさんがころんだ」と一緒
この人形が不気味・・・
ヨンヒが振り返った時に少しでも動いたら脱落=射殺
1人目が殺されたとき、参加者たちはパニック状態に、逃げ出す人々が次々に射殺されます。
生き残った参加者たちはゲームの中断を求め、投票で決めることになりますが、生き残れば多額の賞金をもらえることを知り、ざわつきます。
投票結果は中断
全員、家に帰されます。
ギフンは警察へ行き、訴えるが相手にされません。
名刺の電話番号にかけてもつながらない
再度、ゲームの参加への連絡が届きます。
ギフンは、家に戻ってきても地獄のような現実しか待っていないことに気がつき、ゲームへの再参加を決意します。
結局、201人のうち187人が戻ります。
今回の参加者たちは、命がかかっていることを知りながらも戻ってきます。
そこに、行方不明の兄が探すために、警察官がひそかに潜入します。
ゲームが再開。第2ゲームは「型抜き」、第3ゲームは「綱引き」、第4ゲームは「ビー玉遊び」、第5ゲーム「飛び石ゲーム」、最終ゲームは「イカゲーム」
ギフンは、このゲーム会場で地元の幼馴染チョ・サンウ(パク・ヘス)に遭います。
サンウは、ソウル大卒で証券会社のチーム長をしている優秀な人間ですが、顧客のお金を横領し投資に失敗、60億ウォンの借金を抱え逮捕状も出ている崖っぷち状態
サンウは、ゲームをクリアするために、チームを組んで助け合うことを提案します。
ところが、第2ゲームは「型抜き」と予想するサンウですが、誰にも教えません。
助け合いを提案しておいて、いきなりの裏切り
さすが、顧客のお金を横領しただけあるわ(`д´)
型抜きが懐かしい~、韓国でも似たような遊びがあったんですね。
韓国在住の方のブログで型抜きの記事を拝見しましたが、イヤ~難しそう
でも、食べられるんですね。日本の型抜きは確かまずかったような記憶がありますが。
ギフンは、なめて柔らかくすればいいことに気づいて、ギリギリでクリア
ミニョ(キム・ジュリョン)は、隠し持ってきたライターを使ってクリア
このライターをチャン・ドクス(ホ・ソンテ)にこっそり渡し、彼を助けます。
このおばちゃんもすごいよ、生き残るためには手段を選ばない
ここでいちばん強そうなドクスに付こうとしますが・・・
第3ゲームは綱引き
ここで、事前にゲーム内容を知る参加者の存在が明らかになります。
実は、死亡した参加者の臓器をひそかに売買しているスタッフがいて、医者であるビョンギ(ユ・ソンジュ)は協力する代わりに事前にゲーム内容を教えてもらう取引をしていました。
ビョンギも生き残るためにドクスのチームに入り、見返りに「次のゲーム内容を知っている」と言います。
10人一組のチームを組みますが、ドクスは力の強い男ばかりを集めます。
一方のギフンたちは、参加者の中で最高齢のオ・イルナム(オ・ヨンス)、カン・セビョク(チョン・ホヨン)、ジヨン(イ・ユミ)、ミニョの3人の女性を含む弱そうなチーム編成になってしまいます。
ギフンは本当に人が良くて、戦力になりそうもない老人のイルナムをチームに誘うんですね。
実は、イルナムは若い頃綱引きが得意で、勝つための知恵をみんなに教え、あとはサンウの機転で勝ち残ります。
厳しいルールで管理されたゲームで、負ければ即死亡ですが、これはマスクをかぶった赤い服の男たちも一緒
ズルがばれて、結局医者も赤い服の男たちも殺されます。
「社会で差別や不平等にさらされてきた人ばかりが集まっているが、ここでは全員が平等だ!」とマスクの男が怒って制裁を下します。
この男は、ゲーム運営責任者でフロントマンと名乗っています。
実はこの人、大物俳優が演じています。
ここまでの間で、参加者たちの間で絆や情が生まれてきます。
第4ゲームはビー玉遊び
2人1組になるように指示されます。チーム戦と予想して、自分にとって有利な相手や一緒に生き残りたい相手と組みます。
ところが、組んだ相手が対戦相手
ビー玉遊びのゲームは泣けました。
ここで初めてジヨンの過去が明らかになります。淡々とした表情から語られるのは壮絶な体験
彼女はセビョクに勝ちを譲りますが、その理由が悲しい
ここを生きて出ても、行くところもなければ、やりたいこともない
やりたいことがある人が出るべきだと・・・
ジヨンはセビョクと友達になりたいって思っていたのでは・・・
ギフンとおじいさん、おじいさんはぼけたふりをしてたのでしょうか?
最後は、ギフンにビー玉を譲り、楽しかったと言い残して死を選びます。
サンウは、アリをだましてビー玉をすべて巻き上げます。やっぱり・・・こいつはやると思った
サンウを信じていたアリが本当に可哀そう
生死の境で人間の本性が現れる様子を見事に描いています。
ドクスはしぶとい、やっぱり生き残りました。
第5ゲーム「飛び石ゲーム」
ここでVIPが登場します。全員動物の仮面をかぶっていますが、どうやら世界中の大富豪っぽい
彼らが出資者なのか?金持ちの暇つぶしのゲームなのか?「韓国大会がいちばんおもしろい」と言いながら観戦します。
どうやらこの人物が黒幕?
潜入した警察官ジュノが、ゲームの証拠を掴み、島を脱出します。証拠を警察に送信しようとしますが、電波が悪いために送信できているかが不明
追いかけてきたフロントマンたちに追い詰められますが、ここでついにフロントマンの正体が明らかに
ジュノの行方不明の兄イノ
イ・ビョンホンでした~!黒幕役かなと思ってましたが、フロントマンでした。イノは2015年の優勝者でしたが、フロントマンになった経緯は一切明かされませんでした。
肩を撃たれ、崖から海に転落するジュノ。どうなったのか不明のまま
「飛び石ゲーム」で生き残ったのは、ギフン、サンウ、セビョクの3人のみ
しかし、セビョクは大怪我を負っていました。
「飛び石ゲーム」でのサンウの行動が許せないギフンは、サンウと決裂
ゲームのあと、3人は豪華なディナーを提供され、最後にナイフを与えられます。
ギフンはそのナイフでサンウを殺そうとしますが、セビョクに止められます。
それなのに、サンウは重症のセビョクを殺します。
怒りに燃えたギフンとサンウ、456億ウォンの賞金を懸けた最後のゲーム「イカゲーム」が始まります。
「イカゲーム」を視聴できる動画配信サービス
テンポのいいストーリー展開に情け容赦なく人が殺されていく残酷さ
あっという間に見終わりました。
韓国では、日本映画のパクリ論争が起きているそうですが、まめねこは十分に楽しました。(暴力系が苦手なんですが)
デスゲーム系の作品はどうしても多少似たような展開になるのは仕方ないのかなと
さすが韓国ドラマと思った点は、人間ドラマがよく描かれているところ
後半に進むにしたがって、泣けるシーンが出てきます。
ただ、伏線が回収されきっていないし、シーズン2があるのかな?という終わり方でした。
でも、面白いのでぜひご覧あれ!
「イカゲーム」が視聴できるのはNetflixだけです。