「アルハンブラ宮殿の思い出」視聴しました。
AR（拡張現実）ゲームがテーマのドラマですが、正直言ってAR（拡張現実）ゲームって何？くらいの感じで見始めました。
現実世界には存在しないものを、何かしらの媒体を介して現実世界に存在するかのようにする技術だそうで、ポケモンGoみたいなゲーム？
「アルハンブラ宮殿の思い出」では、コンタクトのようなレンズをはめ、ゲーム世界にログインして戦闘するというＲＰＧゲーム
視聴半ばくらいで「最終回がひどい！」というネタバレをついうっかり見てしまいましたが、前半はかなり面白かったし、ヒョンビンは素敵だし、謎が謎を呼び、ぐいぐいと惹きつけられるくらい面白かった！（ほぼ1週間で一気見してしまうくらい）
後半になると、だんだんと暗くて重たくなりますが、それでも15話までは面白かった！
で、やっぱり最終回が微妙でした・・・
今回は、ネタバレを入れながらの感想を書いていきます。
目次
アルハンブラ宮殿の思い出のあらすじ
投資家会社の代表ユ・ジヌは、ビジネスで訪れたスペインバルセロナで1本の奇妙な電話を受けます。
電話の主はARゲームの開発者で、ジヌにゲームを売りたいと話を持ち掛け、グラナダのボニータホステルで会おうと言い残した後、消息を絶ちます。
一方、ジヌはボニータホステルを訪ね、ホテルのオーナーでありセジュの姉であるヒジュと出会います。
グラナダの町でセジュを待ちながらARゲームを体験するジヌは、そこで同じようにARゲームをしていたヒョンソクを発見します。
ヒョンソクは学生時代からの親友であり、ともに会社を興した共同創業者でしたが、ある出来事をきっかけに仲たがいをしていました。
2人はゲーム世界で戦い、ジヌが勝利します。ところが、翌朝ヒョンソクが遺体で発見されます。
そこから、ジヌは奇妙な出来事に巻き込まれていきます。雷鳴と共にアルハンブラ宮殿の思い出の曲が流れると、死んだヒョンソクが現れ、ジヌを何度も何度も襲います。
倒しても倒しても、何度でもヒョンソクは姿を現し、ジヌは命の危険にさらされます。
ジヌは、この奇妙な現象を解明するために、開発者のセジュの行方を捜します。
「アルハンブラ宮殿の思い出」は、ヒョンビンとパク・シネの豪華共演に加えて、スペインが舞台になっているドラマ
ラブストーリーメインの作品かと思いましたが、ラブはメインではなく、あくまでもゲームメインの展開でした。
スペインの美しい街並みや景色、ARゲームシーンの素晴らしい技術
謎に満ちたスピード感のある展開、ヒョンビンのアクションと見どころ満載
ぐいぐいと引き込まれたドラマですが、やっぱり最終回がイマイチで、脚本もちょっと雑かなと感じるところがチラホラ
「アルハンブラ宮殿の思い出」ここが残念だった
謎が回収されていない
このドラマでいちばんもやっとした原因はこれ！話を広げた割には、回収しきれていない！
ゲームの中で死んだヒョンソクがなぜ実際に死んでしまったのか？そして、何度も現れ襲ってくるのはなぜか？
コンピューターのバグという説明で済まされていましたが、それだけでいいの？？
ゲームの中で戦士に殺される分には、実際に死ぬことはないけど、ユーザー同士が戦うと負けた方は現実世界でも死ぬってことなのでしょうか？
すごい危険なゲームってことになりますよね。実際に4人も死んでるのに、ゲーム発売になってるし。普通、発売中止にすると思うけど・・・
行方不明の1年間セジュは何してた？
これも、マスターだけが使える空間に隠れていたの一言で説明が終わってましたが、納得いかない！！
あとマルコはどうなったの？ヒョンソク・チャ教授・ミン秘書の3人は削除され、白い粉だか塩になってましたが、マルコだけ不明
セジュが現れたら、すべてを解決すると思っていたら、ただただ怯えているだけで役に立たないい！！
ゲーム開発者なんだから何とかして欲しいって思いました。
ジヌ・ヒョンソク・スジンの3人の関係があいまい
ジヌの妻だったスジンをヒョンソクが奪い、それが原因で親友同士だった2人が断絶しますが、正直スジンという女性、そこまで魅力的？？
スジンはヒョンソクと不倫関係になり、ジヌと離婚後、ヒョンソクと再婚。でも、なぜヒョンソクがスジンを求め、スジンが応じたのか、その辺が全然描かれていないので、スジンには最後まで全く感情移入ができませんでした。
自殺未遂まで起こすし、子供を1人残して死のうとするとかありえない！遺産もあるし、医師という仕事も持っているんだから、いっそ子供連れて海外に移住して心機一転やり直すことだってできるのに、はぁ(*´Д｀)でした。
あとヒョンソクですが、なぜ父親から切られたのか、その下りが説明不足
てっきり、スジンと再婚したせいかと思っていたら、スジンと再婚したのは父親と断絶後でしたから、この辺がすっきりしなかった
ジヌの再婚相手コ・ユラは必要なかったような？
いくらジヌがやけになっていたとはいえ、よくこの人と再婚したなって思いました。
虚偽の供述でジヌを陥れるためだけに登場したような人物で、いなくても良かったのでは？しかも、最終回の再婚エピソードもいらない
ヒジュの男友達サンボム
ヒジュの男友達、グラナダの工房でギターの制作を学んでいたようですが、この人の立ち位置があいまい過ぎて、イラつきました。
ヒジュに片思いしているのはわかりますが、はっきりと意思表示することもなく、ヒジュとは家族同然だって主張して、いろいろうるさく口をはさんでくる様子がイヤでしたね～
もともと、このドラマは恋愛要素が薄いので仕方ないのかもしれませんが、ヒジュのことが心配であれこれおせっかいを焼いてくるなら、ヒジュを好きという気持ちを前面に出しても良かったような気がします。
最終回に主人公の出演がほとんどなし！
「アルハンブラ宮殿の思い出」でいちばびっくりしたのが、最終回にヒョンビンの出番がほとんどなかった点
結局、ジヌはゲームの世界に閉じ込められたようですが、そこも謎のまま
あえてすべてを明らかにしないで、後は視聴者の想像に任せる終わり方もありですが、「アルハンブラ宮殿の思い出」に関しては、イヤイヤもうちょっと違う終わり方があったんじゃないのって思いました。
どうやら、韓国でも最悪の最終回と炎上したみたいです。
でも、全体的には面白かったと思っています。ただ、突っ込みどころが満載でもやっとした終わり方を除けば
ここまで脇役の人のことしか書いてない！主演の2人についても書かないと
ジヌの秘書
このドラマの中でいちばん切なくて悲しかったのが、ミン秘書の死んだシーン（また主演じゃないけど）
明るくてちょっと抜けてるところもあるけど、最後までジヌのそばにいて、ジヌを助け続けました。
ジヌにとっては弟のような存在で、憎まれ口をたたきながらも可愛がっているのが伝わりましたね。死なないでほしかった
死んだ後もゲームの中でジヌを助けに現れ、最後ジヌが自らの手でミン秘書を削除するシーンはつらかった・・・
パク理事（また脇役）
ジヌの大学時代の先輩で、ともに会社を興し成長させた人物
ジヌの兄のような存在で、最後までジヌを信じようとしました。ジヌもヒョンソクも失い、最後、孤独になってしまったのが悲しかったです。
ヒロインのチョン・ヒジュ（パク・シネ）
やっと、主役登場～！実はパク・シネのドラマは、いままですべて途中で挫折
「美男ですね」「相続者たち」「恋するドクターズ」とどれもダメでしたね。別にパク・シネが嫌いなわけではないんですが
このドラマも挫折するかなと不安でしたが、完走できました。
エンマの姿はほんと美しかったです。
ただ、ジヌと恋愛関係になるのが唐突すぎたかな。それ以外は、一生懸命にジヌを心配し、支えようとする姿は良かったですね。このドラマの女性陣の中では、一番共感できました。
まとめ
ヒョンビンのカッコよさを満喫できる仕上がりのドラマといっていいかな
戦闘シーンが多く、後半になると見ていてちょっと辛くなりましたが、やはりヒョンビンは素敵♪
とにかく、すべてバグで片づけられてしまったのは不満が残りますが、ヒョンビンファンなら見る価値ありのドラマだと思います。
「アルハンブラ宮殿の思い出」の脚本家はソン・ジェジュンは、「Ｗー君と僕の世界ー」「イニョン王妃の男」「ナイン～9回の時間旅行」「三銃士」などの作品を手掛けています。
どれも独創的な世界観のドラマで、こう言った感じの作品が得意なの作家さんみたいですね。
「Ｗー君と僕の世界ー」（←私は未視聴）もあいまいな終わり方が不評だったようです。
「ナイン～9回の時間旅行」はすごく面白かったんですが、やはり終わり方がいまいちよくわからなかったなぁ・・・、もやっと感が残ったのは「アルハンブラ宮殿の思い出」と一緒
でも「イニョン王妃の男」は大好きな作品です！タイムスリップ系ファンタジーラブストーリーで、胸キュンハッピーエンドで大好きな作品の1つです。
「アルハンブラ宮殿の思い出」を配信しているのはNetflixのみ（※2020年11月現在の情報です。最新の情報はNetflixでご確認ください。）
