いよいよ最終回まで残すところ2話の「二十五、二十一」
目次
「二十五、二十一」15話あらすじ
イジンは、帰り道のトンネルで、我慢できずに泣きだす。そこに、ヒドがやってくる。
「辛い時ほど連絡を絶って隠れる人なのね」
「ユリムをこんな目に遭わせたのは俺だ、それなのに、会社のみんな俺を祝うんだ。
ヒドは、泣いているイジンを優しく抱きしめ慰める。
ユリムが「それが仕事だ」と言っていたと
ヒドは落書きを一緒に消そうという。
「すべてを分かち合いたい、あなたの悲しみや喜び、幸せや挫折まで全部ね。辛くても隠れずに私にも苦しみを分けてね」
イジンはユリムに会いに行く。
そして、ユリムや両親が傷つくのを承知の上で報道したことを話す。
ユリムは「謝りに来たの?謝って済ますのは卑怯だ。謝ってたら、がっかりしてた。私も試合で負かした選手に謝らない。謝る理由がないから」
イジンは「帰化する理由を明かしてくれれば、俺が世間を納得させる」
しかし、ユリムは、帰化の理由を公にすれば、非難が両親に向かうからダメだと言う。
帰化の理由はお金のため、両親の話は伏せてほしいと頼む。
イジンは、ジェギョンに異動を願い出る。
理由は、ヒドに対して客観性を失い、もしヒドに同じことが起こった時に取材できる自信がないためだった。
イジンは報道局へ異動になった。
春になり、ユリムはロシアで新しい生活をスタート。ヒドは選手村へと入った。
ヒドとイジンは忙しい合間を縫って、順調に交際していた。
ユリムも新しい生活に慣れていった。
ジウンは約束通り、ロシアまでユリムに会いに行く。
2001年
スンワンは志望大学に入学する。
ジウンは、ファッション系サイトの制作を計画をする。
ところが、その頃からユリムはメールを返信しなくなっていた。
選手村
ユリムからのメールは来なくなり、ヒドはユリムを心配する。
そんな時、ユリムに関して「ナ・ヒドは相手にならない」発言の記事がでる。
他の選手たちは怒るが、ヒドは大げさに書いてあるだけと気にしない。
マドリードまで50日の取材の日
ヒドは、インタビューでユリムの発言について聞かれる。
「どう答えても悪く書きますよね。もし切り取って悪く書いたら、2度とインタビューには答えませんよ。誰にも負けたくありません。それは、コ・ユリム選手も同じだと思います。マドリードでもベストを尽くします。」と答える。
実は、ユリムの記事は、発言の一部分が切り取られたものだった。
実際には「ヒドは素晴らしい選手です。でも、選手は試合に臨む時、自分がいちばんだと信じます。相手は大したことないと思い込むんです。」と
しかし、「ナ・ヒドは相手にならない」と言う記事にされてしまい、ユリムはショックを受ける。
さらに、韓国内ではヒドにユリムを倒せと言う声があがり、ヒドもつらい思いをする。
マドリード大会
ユリムはヒドに会いに来るが、ヒドは勝つために会うことを拒否する。
決勝はヒドVSユリム
ヒドの勝利で終わった。
2人は泣きながら、抱き合う。
ユリムはメールを見なかったことを謝るが、ヒドは「わかっている。私たちがどれほど辛い思いをしたかは、私たちしかわからない」
ユリムがメールを辞めた理由は、以前のように何でも正直に話せなくなったたため。
新しい練習メニューを始めた、足首が不調など、どれも敵チームのヒドには言えないことばかりだったのだ。
現代
ミンチェは「国境を越えた友情」の記事を読み、泣く。
ミンチェは「なぜこの時泣いたの?」とヒドに聞く。
ヒドはミンチェが日記を読んでいることに気づいていた。
当時の日記は愛と友情で埋め尽くされていた。そんな時期は人生でほんの一瞬で、娘にも味わってほしいと願っていた。
ミンチェは日記の続きを探すが、見つからない。実は紛失してしまったのだ。
ヒド、帰国する
ヒドは、ジェギョンとイジンの3人で食事する約束をしていたが、イジンは急な仕事で来られなくなる。
ジェギョンは、忙しくすれ違いばかりの2人の関係を心配する。
「1人がいつも謝り、もう1人はあきらめる関係になるわよ」と言うと、「大丈夫だよ」とヒドは答える。
交際600日の記念旅行
ヒドとイジンは、交際600日記念の旅行の約束をする。
2人でお揃いの真っ赤なスーツケースを購入する。
しかし、旅行の当日は9月10日
ニューヨークでテロが起こった日、ヒドは約束をキャンセルされる。
その時、ジェギョンの言葉を思い出す。
1人で旅行に行くヒド
宿泊先には、ケーキと手紙が用意されていた。
一方、イジンは取材のためニューヨークに行く。
イジンを心配し電話をするがつながらない。
イジンから連絡がきたのは、ヒドが選手村に入ってからで、帰国に1か月はかかると言われる。
ヒドはテレビ中継でイジンの姿を見るのを楽しみにしていた。
イジンのニューヨーク滞在は予想外に延びた。悲惨な現状を毎日目の当たりにするイジンは次第に苦しみ、不眠で薬を飲むようになっていた。
ヒドは、元気のないイジンを励ますが、ヒドの応援の声はもう届かなくなっていた。
年末、ヒドが家に帰ると、ジェギョンからイジンがニューヨーク特派員になったと知らされる。
イジンはまた謝るのだろうけど、もう謝ってほしくない。
ヒドはイジンを応援し続けているが、応援するほどイジンは遠ざかっていく。
2001年の年末、イジンはニューヨーク、ヒドは韓国と遠く離れた場所で過ごす。
ヒドは、2000年の年末を2人で過ごした場所に1人で行く。
その時、イジンは25歳、ヒドは21歳
毎年必ず年末はここに来ようと約束したことを思い出していた。
「二十五、二十一」15話の感想
イジンは、ヒドとの関係を大切にしたいからこそ、異動を願い出たのに、逆にそのせいで2人の関係はおかしくなっていきます。
ついに次回は最終回!
「二十五、二十一」16話あらすじ
イジンは、自ら志願し、ニューヨーク特派員に異動が決まる。
ヒドに、特派員になったこと、韓国での生活を整理するために来月帰国するとを伝える。
しかし、ヒドは大会で韓国にはいない。
イジンは、約束を守れなかったことを謝ると、ヒドは「もう謝らないで」と電話を切る。
2か月後
ジウンは、ファッションサイトにアップする写真を撮っていた。ファッション好きの間で、ジウンは有名になっていた。
すると「私も撮ってください」
振り向くとユリムがいた。帰国したユリムは、自宅にジウンを招き、両親に紹介する。
イジンも帰国した。
タクシーでテレビ局に向かう途中、パソコンを取り出すためにスーツケースを開けると、中身は韓国代表のユニホームと金メダルが入っていた。
空港でスーツケースを取り間違えたことに気づいたイジンは、慌てて空港に戻る。
イジンのスーツケースは空港に預けてあった。
2人で買ったお揃いの真っ赤なスーツケースだった。
イジンは、ヒドのスーツケースを家の前に置き、インターホンを鳴らして立ち去ろうとした。
ヒドは、急いで家から出てきてイジンを呼び止める。
「どちらが悪いわけではない。この愛は私の力にならない。謝って恨んで心をすりへらすだけ」
ヒドとイジンは別れを選択する。
ヒド、ユリム、スンワン、ジウンの4人で集まる。
イジンも誘うが、来ない。ヒドは別れたことを報告する。
携帯を水没させたヒドは、買い替えに携帯ショップに行く。
カップルプランを解約しようとするが、相手の同意が必要なために、仕方なくイジンに連絡する。
帰り道、イジンは「これでいいのか?」
ヒドは「半年考えた。これでいい」
「1人で出した結論だろ」
イジンは、「ニューヨークでの生活が、ヒドの応援が支えにならないほど辛かった」と訴える。
ヒドは「すべて分かち合うと約束したのに」とイジンを責める。
しかし、イジンは「そんなことをしても、お互い辛くなるだけで、何の解決にもならない」
「いい時だけ愛で、辛い時はお荷物になる。だから、別れるのよ」と言うヒド
さらに「お母さんみたいな人と付き合うなんて。待って失望して諦めて、ずっとそうしてきた。
心が離れていく間、あなたは知らないフリを。また私にそうさせるのね」
ヒドは何事もなかったように日常生活に戻るが、練習中に倒れてしまう。
目を覚ましたヒドは、ジェギョンに別れたと話す。
ヒドは後悔していた。「別れるしかなかったけど、あんなふうに別れるべきじゃなかった」と
本当はあんなことを言いたかったのではなく、ほかに言いたい言葉があったのだ。
そのことを日記に記す。
ところがヒドは日記をバスで落として、無くしてしまう。
一方のイジンは、先輩から餞別に筆箱をもらう。
ヒドとの思い出のキャラクターの筆箱は、引き出しにそっとしまう。
イジンはヒドと海に行った時の夢を見て、涙を流す。
渡米の前日
イジンの元に小包が届いた。
中身はヒドが無くした日記だった。(イジンの住民登録証が挟まっていたので、イジンのところに届いたのかな?)
そこにはヒドの素直な気持ちが綴られ、イジンは泣きながら読む。
本当はあんなことを言いたかったのではなく、ほかに言いたい言葉があったのだ。
ヒドにスンワンからメールが届く。「今日、イジン先輩が家を出ていくことを知っていた?」
イジンは「俺たちはこんな終わり方をしちゃだめだ」
ヒドは「こういう愛はしちゃだめ。あんな言葉で別れちゃダメ」
お互い、相手に向かって走り出す。
ヒドはイジンの家に
イジンはヒドの家に
イジンは携帯に電話するが、ヒドは練習場に携帯を置き忘れていた。
バス停に戻るとヒドがいた。
バス停に置き去りにされた真っ赤なスーツケースにヒドが気ついたのだ。
2人は抱き合い、お互いを労り、そして今度こそ別れた。
7年後
UBSでは、ジェギョンの後任キャスターを決める会議が開かれていた。
ジェギョンは、キャスター引退を決めたのだ。
イジンを後任のキャスターに推薦する。
イジンは家を買い、11年ぶりに一緒に暮らすために家族を呼び寄せた。
太梁高校
ヤンコーチは、韓国代表のコーチを辞め、太梁高校のコーチに戻った。
ヒドは、ヤンコーチに「サンフランシスコの大会が終わったら、引退しようかと思っている」と話す。
スンワンは、テレビ局のADになっていた。
スンワンの父親が亡くなり、葬式で久しぶりにヒド、ユリム、ジウンは会う。
ユリムとジウンは婚約中、しかし、プロポーズはまだだった。ヒドは結婚していた。
イジンは、3人が帰った後に一足遅れで弔問に来た。
そして、スンワンからみんなの近況を聞く。
ジウンはHPの運営で成功して、そこから事業を展開。
最初は服の写真を載せていて、今では有名ブランドの服を売るサイトを運営。さらに、自主製作も行い、若き社長として成功を納めていた。
ユリムは、一昨年に引退、韓国に戻り、フェンシングクラブを設立
ある時、ユリムは、生徒から練習をつけてほしいと頼まれる。
ところが、全然できてなかったため、ユリムは怒る。
すると、生徒はマスクを取る。ジウンだった。そして。ユリムにプロポーズする。
スンワンは「元カノの近況は?」
イジンは「テレビで見ている」
お酒を飲んだイジンを、弟のイヒョンが迎えに来る。
久しぶりに再会しいイヒョンは、26歳、すっかり大人になっていた。
スンワンは、急に人生が楽しくなってきたといい、イヒョンに連絡先を聞く。
2009年UBSにて
会議では、ヒドが3個目の金メダルを獲った場合のインタビューの内容をイジンが確認していた。
ヒドが金メダルを獲る。
引退試合後の記者会見にて
ヒドは、記者から「最も光栄だった出来事は?」と質問される。
「コ・ユリム選手のライバルだったことです。」
そこに来ていたユリムも「私もだよ」
2人は抱き合い、ユリムは「お疲れさま」
現代
ミンチェは、ヒドの引退の記事を歩きながら読んでいた。
通りかかったミョンジン古本屋は閉店の片づけをしていた。ここはかつてイジンがバイトしていた貸本屋だった。
社長が段ボール箱を片付けていると、イジンから預かっていた封筒が出てきた。
ニューヨークから一時帰国したイジンが、ヒドに渡してほしいと預けたものだった。
長い間、忘れたままになっていたことに気づいた社長は、慌ててヒドの実家に届ける。
ミンチェが受け取る。中身は続きの日記だった。
ミンチェは、またバレエを始めると決める。
泣いて笑って挫折したり幸せになったり、バレエで経験したくなったからである。
ミンチェは日記をヒドに渡す。中身は読んでいない。今度は自分のことを書きたから
ヒドは、「なぜ、この日記がここに?」と不思議に思いながら日記を開く。
すると、そこにはイジンのメッセージが書かれていた。
「俺もあんなことを言うつもりではなかった。ごめん」
当時ヒドは「本当に言いたかったことを言うね。あなたは存在だけで癒してくれた。独りで成長して、孤独だった私を温かく抱きしめてくれた。」
「お前は俺がいちばん辛い時に立ち直らせてくれた。お前なしじゃ、ここまで来られなかった」
「二十五、二十一」最終回の感想
ノスタルジックで、キラキラの青春ドラマでした。
笑って泣いて、愛情と友情が詰め込まれ、心に染み入るシーンがたくさんあって
高校生のヒド、ユリム、スンワン、ジウンの4人がとても楽しそうで、青春だなぁと
ヒドとユリムの友情には、泣かされました。
ヒドとイジンの別れは、最初の方でわかってはいましたが、あまりにも切なかったなぁ
お互いホントに好きだったけど、別れを選択するしかなかった
長い年月を経て、無くしたはずの日記がヒドの手元に戻る
生涯忘れられない相手
別れても愛は残った
「二十五、二十一」は、韓ドラのあるある設定
「いったん別れて、長い年月を経て再会し、2人の時間がまた動き出す」ではありませんでした。
だからこそ、ノスタルジック感が増すとは思いますが、まめねこはハッピーエンドがやっぱり好き
ヒドの夫が、最後まで出てこなかったのは良かったけど