※引用:SBS
弱小プロ野球球団に、野球経験なしの型破りなGM(ゼネラルマネジャー)が就任
組織を立て直し、優勝を目指すお話
第56回百想芸術大賞でベストドラマを受賞した高評価ドラマですが、野球をよく知らない私でも楽しめる良いドラマでした!
「ストーブリーグ (hot stove league) 」とは、プロ野球のシーズン終了後、球団がチームの強化に努める期間のこと
選手の契約や移籍等が行われてることを、このドラマで初めて知りました(;^_^A
- 韓国:2019年12月13日~2020年2月14日まで放映
- 全16話
野球ドラマですが、試合のシーンはほとんどなし
球団のフロントにスポットを当てたお仕事ドラマ
裏方のスタッフによって、こんな風に球団が支えられているんだぁととても興味深かったです。
球団の経営、選手の契約交渉、移籍など
また、日本と韓国のプロ野球の違いなども、野球に詳しくない私でもわかる部分があって面白かったです。
例えば、韓国のドラフトは前年最下位だったチームが1位指名権を持つとか
内容も、熱血スポ根、感動の押し売りはなく、淡々とした感動を味わえる良作です。
ラブの要素はないので、ラブストーリーが苦手な男性にもオススメ
万年最下位の弱小プロ野球チーム「ドリームズ」
ホームで味方同士が揉めて乱闘騒ぎを起こし、ファンもお怒り
弱いし仲間割れしてるのダメダメなチーム
そんなドリームズにペク・スンス(ナムグン・ミン)がGM(ゼネラルマネジャー)として就任します。
ペクGMは、野球経験こそありませんが、スンス(韓国相撲)、ハンドボール、ホッケーなどさまざまなスポーツでチームを優勝に導いてきた「優勝請負人」
ただし、彼が優勝に導いたチームはすべて優勝後に解散しています。
そこを球団のオーナー代行に見込まれ、採用されます。(すでに不穏な空気が・・・)
そして、就任早々、ドリームズの人気選手で4番打者であるイム・ドンギュ(チョ・ハンソン)のトレードを発表します。
いきなりの大改革にドリームズの運営チーム長イ・セヨン(パク・ウンビン)らスタッフたちは猛反対をします。
ところが、ペクGMは、スタッフや監督も気がつかなかったドリームズの弱点を指摘し、無謀ともいえるトレードを行います。
すべては、ドリームズを優勝に導くため
GM(ゼネラルマネジャー)は、一般の会社でいうと中間管理職のようなポジションになるんでしょうか。上からどやされ、下から突き上げられ的な
一見クールな合理主義者に見えますが、しだいに彼の野球に対する情熱が見えてきます。
ナムグン・ミンといえば、「キム課長とソ代理」のコミカルな演技が印象的でしたが、「ストーブリーグ」では、感情をほとんど表に出さず、ピンチに陥っても、言い訳1つせず常に冷静
そうなってしまった理由が、次第に明かされていきます。
実は、チームを優勝に導くために人一倍強い情熱を秘めているペクGM
無口でクールだけで有能、そして心優しい
私の好きなタイプ~♪
最初こそ、運営チームのスタッフや選手たちから反発されますが、次第に心が一つになっていきます。
組織の中では、腐敗や癒着が横行していますが、ペクGMはそれらも改革していきます。
ヒロインはイ・セヨン(パク・ウンビン)
この若さでチーム長?と思いましたが、ペクGMとは正反対で思ったことをズケズケ口に出すタイプ
それも、本当にドリームズのためというのが伝わってきて、とても好感が持てました。
ドリームズのソ・ヨンジュ捕手(チャヨプ)に啖呵を切るシーンはスカッと
運営チームのスタッフのハン・ジェヒ(チョ・ビョンギュ)
いろんなドラマで大活躍ですね~
このドラマでは、裕福でチャラい感じのお坊ちゃま役ですが、彼もドリームズを想う一生懸命な良い子
先輩のイ・セヨンに好意を持っていますが、ラブが前面に出てないのがよかったです。
ペクGMと対立するのがドリームズ親会社ジェソングループ常務であるクォン・ギョンミン(オ・ジョンセ)
オ・ジョンセも最近大活躍の名バイプレーヤーです。
今回は、ジェソングループ会長の甥で常務という役柄
頭が良く仕事はできるけど、嫌な奴
赤字チームであるドリームズを解散させるために、あの手この手でペクGMの邪魔をします。
恵まれた境遇にいるように見えますが、実は彼もなかなかに辛い立場にある人
叔父である会長に逆らえず、従兄に虐げられと
従兄である会長の息子は無能でクズ、韓ドラ定番の設定ですね~
ドリームズの選手たち
背が高くてガタイが良くて、本物の野球選手に見えるのがすごい!
また、球団の運営スタッフたちも個性的なキャラぞろい
いろいろな問題が起こり、それを解決するペクGMですが、一難去ってまた一難の展開
シビアな球団の運営も絡み、単なる感動ストーリーでは終わらないとこが面白かったです。
最後は、バラバラだった選手たちが一丸となって優勝を目指す様子が出てきますが、そこにペクGMの姿はありません。
でも、ペクGMとクォン・ギョンミンがお互いを認め合う姿が良かったです。
全体的には、地味めなキャスティングと内容ですが、とても面白いドラマです。
初回視聴率5.5%から最高視聴率19.1%まで上がり、韓国で社会現象になり、「2020 SBS演技大賞」でナムグン・ミンが大賞を受賞、「第56回百想芸術大賞」テレビ部門ドラマ作品賞を受賞と数々の賞レースを制したドラマというのも納得
ぜひ見てほしいドラマです。
ストーブリーグを視聴できる動画配信サービス
VOD | 配信状況 | |
---|---|---|
U-NEXT | × | |
dTV | 〇 220円/1話 | 公式サイト |
Hulu | × | |
Netflix | × | |
Amazonプライム | × | |
TSUTATA TV&TSUTAYA DISCAS | 〇見放題 | 公式サイト |
TELASA | × | |
Paravi | × | |
FOD | × |
※※紹介している情報は、2021年5月時点の情報です。最新の情報は各動画配信サービスにてご確認ください。