こんにちは、ファンタジー系ドラマが大好きなまめねこです。
「私たちが出会った奇跡」は、エリート銀行員の体に町の中華料理店主の魂が入り込んだことから巻き起こる2つの家族の愛と絆を描いたファンタジー・ラブコメディ
面白そうかなと見始めたドラマですが、予想以上に良い作品で、3日で一気見してしまいました。
ラブコメと紹介されていますが、コメディ要素は少なめ
ファンタジー&家族愛、銀行内部の不正を暴くサスペンス要素の入ったお話です。
キム・ミョンミン×キム・ヒョンジュ×ラ・ミランのベテラン俳優陣
少々年齢お高めの大人のドラマですが、EXOのカイが死神役で登場
ミステリアスな風貌だけど、ちょっとお茶目な死神にピッタリでした。
- 放送年2018年
- 全18話
「私たちが出会った奇跡」のあらすじと感想
ソン・ヒョンチョル(キム・ミョンミン)は、ソウル大卒のエリート銀行員
最年少の頭取を目指す野心家、部下に恐れられる冷酷な上司
家庭では徹底的に妻を見下し、愛人までいて、夫婦仲は完全に冷え切っている
いくらエリートで裕福でも、あまりにも自己中すぎてホントに嫌な奴
ヒョンチョルの妻ソン・ヘジン(キム・ヒョンジュ)は、密かに離婚を決意、経済的に自立するためにスーパーの顧客センターで働いています。
もう1人のソン・ヒョンチョル(コ・チャンソク)
中華料理店の店主
妻と中学生の娘、父親と暮らす明るく陽気で家族思いの優しい男性
妻のヨナ(ラ・ミラン)とは、生まれ変わってもまた夫婦になろうと言いあうほどの仲の良さ
以下、銀行員のソン・ヒョンチョルをA中華料理店のソン・ヒョンチョルをBとします。
対照的な人生を送っているヒョンチョルAとヒョンチョルBですが、偶然にも同姓同名・生年月日が同じという共通点がありました。
ある日、ヒョンチョルBは、融資を受けるために神話銀行に行きますが、すでに枠いっぱいまで融資を受けているからという理由で断られます。
身に覚えのない融資に、ヒョンチョルBは抗議しますが、支店長であるヒョンチョルAに冷たくあしらわれます。
そして、ヒョンチョルAとヒョンチョルBは、同じ日に交通事故を起こします。
実は、ヒョンチョルBの事故は何者かによって仕組まれたものでした。
偶然、同じ病院に運ばれた2人
ヒョンチョルBは軽傷
ヒョンチョルAは意識不明の重体で、医者からは助からないと宣告されます。
死神のアト(カイ)は、ヒョンチョルAの魂を回収しに来ますが、間違えてヒョンチョルBの魂を連れて行ってしまいます。
アトはミスに気づきますが、時すでに遅し
ヒョンチョルBの体は火葬されたあとでした。
アトは苦肉の策として、ヒョンチョルBの魂を葬儀の最中のヒョンチョルAの体に戻します。
死んだはずのヒョンチョルAが生き返り、周りは大混乱に
目覚めたヒョンチョルBも、知らない姿になっている自分に大混乱
病院を抜け出し家に帰り、妻のヨナや父親に夫だ息子だと訴えます。
家族しか知らないことをいろいろ話しますが、全く相手にされず
周りには記憶喪失と思われ、誰も自分の話を信じてくれない
本当の家族のもとに帰れない
あきらめたヒョンチョルBは、仕方なくヒョンチョルAとして暮らすようになります。
支店長として復帰したヒョンチョルA(中身はヒョンチョルB)
身に覚えのない融資について調べ始めると、偽装融資を行ったのは、ヒョンチョルAであることがわかり、ヒョンチョルBは怒り狂います。
ところが、ヒョンチョルAの実家は大変な資産家で、ヒョンチョルAは父親の遺産25億ウォンを相続
わずか2億4千万ウォンの偽装融資で、危ない橋を渡るはずがない
偽装融資を行ったのはヒョンチョルAでなかったことに気づくヒョンチョルB
さらに、ヒョンチョルBの事故は、偽装融資を隠すために仕組まれたものであることがわかります。
ヒョンチョルAの生前の記憶を、少しづつ思い出し始めたヒョンチョルB
このままでは、ヒョンチョルAが偽装融資の濡れ衣ではめられそうになっていることに気がつき、真相究明を決意します。
一方で、2人の妻が切ない
生き返ったヒョンチョルAはまるで別人
中身がヒョンチョルBなので当然ですが、急に優しくなった夫に戸惑うヘジンは、離婚の決意が揺らぎだします。
ヒョンチョルA(中身はヒョンチョルB)は、ヒョンチョルBの親友を名乗り、本来の自分の家族を助けます。
次第にヨナは、ヒョンチョルAの中身は死んだはずの夫ではないかと思い始めます。
思い切ってヒョンチョルA(中身はヒョンチョルB)に尋ねますが、帰ってきた答えは「違う、別人です。」
「え~なんで!!」と思いましたが、偽装融資や事故の真相を解明するために、ヒョンチョルA(中身ヒョンチョルB)は、引き返せなくなっていたのです。
でも、ヘジンに惹かれ始めていました。一緒に暮らしているうちに情が湧いたんでしょうね。
2人の妻の間で揺れるヒョンチョルA(中身ヒョンチョルB)
ついに、2人の妻が直接対決
どっちも譲らず
ヘジンは、「体は私の夫だから私の夫です。」
ヨナは、「魂は私の夫だから私の夫です。」
ヘジンもヨナも善良な人だけに、見ていて辛かったなぁ
魂はヒョンチョルBだけど、ヒョンチョルAの記憶もあるから、ヒョンチョル自身も迷いが生じます。ていうか、「美人のヘジンに惹かれたな、お前!」とちょっとイラとする場面も
両方の家族の夫・父親として、揺れ動き悩むヒョンチョル
夫が別人の体の中で生きていることがわかり、苦しむヨナと家族
その姿に心を痛める死神のアト
アトは、自分のミスを悔やみ、ヒョンチョルBの家族を守護天使のように見守ります。
苦しむヨナのそばに寄り添うアト
死神だけど、人間みたいでカワイイ
ヒョンチョル・ヘジン・ヨナの3人の関係は、切なくシリアス
大人たちだけでなく、子供も巻き込んでいるのが、ホントに可哀そうで
ヒョンチョルBの娘ソン・ジス(キム・ファニ)
父親が生きていて喜びますが、別の家族の存在に傷つきます。
ヒョンチョルAの息子ソン・ガンホ(ソ・ドンヒョン)
生き返った父親といい関係を築きますが、ジスの父親と知り、複雑な心境になります。
切なく悲しいだけではなく、笑いもありました。
お笑い部門を担っているのは、ヒョンチョルAの母親ファン・グムニョ(ユン・ソクファ)と妹ソン・サラン(ファン・ボラ)、親友のタップリ/ホ・ドング(チェ・ビョンモ)
病院でヘジンをビンタし「ヒョンチョルが事故に遭ったのはあなたのせいよ」とわめき散らすグムニョ
でたでた、お金持ちを鼻にかけた底意地の悪い姑!と思ったら、まさかのお笑い担当でした。
妹役のファン・ボラ
「キム秘書はいったいなぜ」に出演してましたが、安定のコミカル演技
このドラマ、コミカルな部分は不要な気もしましたが、笑いの部分のいいスパイスになり、あまり重たくならなかったのが良かったです。
クァク・ヒョジュ(ユン・ヘジ)
神話銀行の次長でヒョンチョルAの愛人
この人が愛人って・・最初、水商売のお姉ちゃんかと思った
怖いし、奥さんのヘジンの方が絶対にキレイだと思うけどなぁ
偽装融資にかかわっている人物
パク・ドンス刑事(チョン・ソクホ)
ヒョンチョルBの車に細工した男を追う刑事
その男は殺害され、ヒョンチョルA(中身はヒョンチョルB)は殺人容疑がかけられます。
クム・ソンム(ジョセフ・リー)
ヘジンの勤務先のスーパーの韓国支社代表
この人、不要だった気がします。いったいなんのために出てきたのか?
前半、ヘジンに惹かれ近づきますが、既婚者のヘジンにちょっかい出すのは、さすがにダメでしょ
しかも、中盤以降はほとんど出番なし
最後にスーパーの売り上げを伸ばし、目的を果たしたので韓国を去りますって、役割が中途半端だったよ
最終的には、ヒョンチョルA(中身はヒョンチョルB)が銀行内の不正融資事件を解決します。
最後に残った問題は、ヒョンチョルA(中身はヒョンチョルB)が選ぶのは、ヘジンかヨナか?
どちらであっても、片方は悲しい思いをするのですから、ホントヤキモキさせられました。
まさかのどんでん返し、時間巻き戻しちゃうの??
アト~、最初からこうすばよかったんじゃない!
でも、このタイミングが最良だったんだぁと
ヒョンチョルAは、交通事故も防ぎ、偽装融資も暴き、すべて丸く収まります。
ヒョンチョルBとその家族は、何も知らず幸せなまま暮らしていきます。
ヒョンチョルAは、アトの配慮で記憶が残ったまま
ヒョンチョルBの家族を遠くから切なそうに眺めている姿が、何とも言えず切なかった
ヒョンチョルAは、この不思議な出来事を通じて、人間らしくなり、家族のきずなを取り戻そうとしていきます。
ハッピーエンドで皆幸せ、心が温かくなるお話でした。
全18話で、途中ちょっと長いかなと思ったりもしましたが、飽きることなく最後まで面白く視聴できました。
ヒョンチョル、ヘジン、ヨナをはじめ、ジスやガンホ、ヒョンチョルBの父親モドンなど、1人1人の心情が丁寧に描かれているのが良かったです。
最終回のEXOのカイのダンスシーン
ファン向けのサービスシーンだったのかな
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