「記憶の夜」のあらすじ感想!予想できない真相に驚く

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2017年制作Netflixオリジナル映画「記憶の夜」

前半は、ホラー映画を思わせる展開ですが、ホラーではなくサスペンススリラー

スピーディーな展開、予想のつかないどんでん返し

思いもよらない真相にハラハラドキドキ

終始暗~いムードが漂い、それに違わぬバッドエンド

まめねこが最も苦手とする韓国映画独特の暗さ満載・・・・

でも、思わず引き込まれる面白さでした。

  • カン・ハヌル×キム・ムヨル主演
  • 監督 チャン・ハンジュン
  • 日本の劇場未公開作品

カン・ハヌルと言えば、「ミセン」「麗~花萌ゆる8人の皇子」「椿の花咲く頃」「ミッドナイトランナー」などでおなじみの俳優

まめねこは、カン・ハヌル目当ての視聴

キム・ムヨルは、この映画で初めて見たと思っていたら、「一枝梅」に出演していたそうで(覚えてない・・・)

日本の劇場未公開作品が、こうして視聴できるのはNetflixならでは

サスペンス系なので、ネタバレなしでの視聴をオススメします。

「記憶の夜」あらすじ

1997年、父、母、兄弟の4人家族が新居に引っ越してきます。なぜか引っ越し先の家に見覚えのある弟は、かすかな違和感を抱きます。

新生活を始める一家ですが、ある雨の晩、兄が何者かに誘拐されます。19日後に兄は突然家にもどってきますが、行方不明の間の記憶を失っていました。

家に感じる違和感、そして、兄の様子がおかしくなっていき、戸惑う弟は真相を突き止めようとしますが。一体、兄の身に何が起こったのか・・・

「記憶の夜」の感想(ネタバレなし)

引っ越し先に向かう車の中、悪夢から目を覚ますソン・ジンソク(カン・ハヌル)

そして、初めての新居のはずが、見覚えのある違和感が・・・

ジンソクは2浪中の21歳

神経症を患い、薬が手放せません。

一方、兄のユソク(キム・ムヨル)は、子供の頃から優秀で名門大学卒

兄を尊敬するジンソク

新居での生活がスタートし、ジンソクはユソクと同じ部屋を使うことになります。

ユソクの部屋にするはずの1室は、前の住人の荷物が残っているため使えず、その部屋は決して開けてはならないと前の住人からお願いされていました。

食事中、2階の「開かずの部屋」から不審な物音が聞こえてくるが、家族は雷の音だと言い、取り合ってくれません。

自室に戻ると再び物音が聞こえたのでジンソクは言いつけを破り、その部屋の扉を開けようとします。しかし、開ける寸前にユソクに声をかけられ、開けることができませんでした。

ユソクに気分転換に散歩を誘われます。雨の中、散歩していると、父親からの電話でユソクは一足早く家に帰りますが、その途中、ユソクは複数の男性に車に押し込められ拉致されてしまいます。

その現場を目撃したジンソクは、車のナンバーを覚え警察に連絡します。

ところが、そのナンバーの車は存在せず、2週間を過ぎても、何の進展もないため捜査は打ち切られます。

兄の帰りを待つジンソクは、日ごとに悪夢を見るようになり、「開かずの部屋」の物音や気配も感じるようになっていました。

この辺は、どこからが現実でどこからが夢なのかがわからない描写が続き、神経症のジンソクの妄想なのか?ホラーっぽい雰囲気に結構ドキドキします。

行方不明から19日後、ユソクが無事に帰宅しますが、行方不明の間の記憶を失っていました。

兄が無事帰ってきたことに喜ぶジンソクですが、兄の様子が以前とは違うことに気がつきます。

昔の事故の後遺症で左足を引きずっていたはずが、右足を引きずったり、夜中にこっそり家を出たり。不信感が大きなるジンソクは、ある晩、家を抜け出したユソクの後をつけます。

廃墟のビルで、ユソクが怪しい男たちといるのを目撃します。その男たちは、ユソクが行方不明の時に捜査にかかわっていた刑事たちでした。

ユソクと男たちに見つかったジンソクは逃げますが、ユソクにつかまり、何かを嗅がされ意識が遠のきます。

目が覚めると、そこはジンソクの部屋でした。昨晩のことをユソクに問いただしても、神経症による妄想のせいにされてしまいます。

ジンソクは、母親(ナ・ヨンヒ)にユソクの様子がおかしいことを伝えます。ジンソクの話を信じた母親ですが、夜中に「ジンソクが何かに気がつき始めた」と誰かに電話しているを立ち聞きしてしまいます。

ジンソクは、両親も兄も本当の家族ではないと疑い、雨の中、家から逃げ出します。追われながらも何とか交番に逃げ込み、「家族は偽物で、1か月以上拉致されていた」と訴えます・・・

ここから先、驚きの真実が次々と判明していきます。

ネタバレなしで見ることをオススメしますが、1つだけ語るとすれば、作中、1997年のアジアの通貨危機のニュースの流れるシーンが登場

これが、結局は事件の引き金になっています。

本当の悪人はいない、どうすることもできない不幸の連鎖に翻弄された人々の悲しい人生が描かれています。

バッドエンドを迎え、最後の最後には悲しいエピローグが・・・

残酷なシーンあり、バッドエンドのため、好き嫌いはわかれる作品かもしれませんが、少しでも興味のある人にはぜひ見てほしい映画です。

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