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「ミステリと言う勿れ」の最終回「真実は人の数だけある」が、2022年3月28日に放映されました。
1話目は13.6%、2話目は12.7%、3話目は13.2%、4話目は10.0%、5話目は10.2%、6話目は10.2%、7話目は12.3%、8話目は10.6%、9話目は11.9%、10話目は12.0%、11話目は11.1%の視聴率(※関東地区)と2桁を維持しています。
最終回は、前回の続きと原作マンガ2巻のepisode3「つかの間のトレイン」のお話です。
「ミステリと言う勿れ」12話目のゲストキャスト
- 美樹谷紘子(関めぐみ)
新幹線で整の隣に座った女性 - 美樹谷サキ(高畑淳子)
紘子の育ての母親
「ミステリと言う勿れ」12話目のあらすじ
犬堂我路(永山瑛斗)は、辻浩増(北村匠海)に「ジュートなのか?」と聞く。
浩増は、我路を見て「あんたは人を殺してるな」と言うが、「あれは人じゃない」
我路が寄木細工ミュージアムにきたのは、闇カジノで見かけた女性の歩き方が、浩増の歩き方に似ていることが気になったためである。
我路たちは、猫田十朱(松本若菜)に応急処置を施し、浩増を連れてこの場を去る。
我路は他人の犯罪には興味がなく、話を聞きに来ただけと浩増に言う。
そして、風呂光聖子(伊藤沙莉)は病院で目を覚ます。
猫田は手術中だが命に別条はなかった。風呂光は、備前島警部(船越英一郎)に「よくやった、お前はちゃんと助けを呼んだ」と褒められる。
久能整(菅田将暉)は、新幹線で駅弁を食べようとすると、隣の席に若い女性が座った。
お弁当を食べ終わるとウトウトしだすが、隣の女性が読んでいる手紙をつい見てしまい「名古屋にはくるな」と呟いてしまう。
女性は驚く。
手紙の内容は「紘子が名古屋に来てくれる日を心待ちにしているよ。本当に会いたかった。一緒に歩ける日を楽しみしています。父より」
手紙には「名古屋に来るな」とは書かれていない。
整は、手紙に描かれているイラストについて指摘する。
「なす、歯ブラシ、ゴーヤ、ヤカン、クラゲ、人参、ルビー、梨」
頭の文字をつなげると「名古屋には来るな」になる。
女性は他の手紙もバッグから出し、整に見せる。
どの手紙にもイラストが描かれていた。頭の文字をつなげると
「だまされるな」
「うそだ」
「もどるな」
「あぶない」
そうしたメッセージが浮かび上がる。
女性の名前は美樹谷紘子(関めぐみ)
小さい頃に両親が亡くなり、母親の親友である美樹谷サキ(高畑淳子)に引き取られた。
ある日、家の中で古い手紙の束を見つける。
差出人は父で「子供を返してほしい、連れ去るなんてひどい」という内容だった。
この住所に手紙を送ると、父から返事が来た。
実母は体を壊して入院中だが、実は両親は健在だったことがわかる。紘子は、育ての母のサキが嘘をついていたことを知る。
結婚を控えている紘子は、父にバージンロードを一緒に歩いてほしいと頼むと、父は喜んで承諾する。
これから、父に会いに行くと言う。
整は、古い手紙に描かれているイラストの暗号をすべて解くことを提案する
「しんじるな」
「あばれてる」
「ぼうりょく」
といった言葉が浮かび上がってくる。
整の推理
手紙はどれもお父さんが書いている。
だが、イラストを描いたのはお父さんではない。
文章で伝えられないことをお父さんにバレないように警告するために、イラストの暗号を使った。
イラストの暗号を描いたのは、紘子の実母
お父さんから暴力と支配を受けているお母さんは、親友のサキにそのメッセージを送っていた。
実母は、娘を逃がすためにサキに託したのではと話す。
整は、トイレに行き戻ってくると、紘子に「後ろの人はお知り合いですか?」と聞く。
後ろの席に、美樹谷サキが座っていた。
サキの告白
サキと紘子の実母は子供の頃からの親友
2人は、子供の頃イラスト暗号の手紙をやり取りしていた。
2人だけの秘密の手紙
紘子の実母は、夫から暴力を受けていた。そして、紘子が生まれると、娘にも危険が及びそうになったために、サキに紘子を託す。
夫と別れなかったのは、夫のそばにいることで、紘子を守れると信じていたから。
そして、紘子の父親は突然の心不全で亡くなる。
夫の死後、紘子の実母は精神的に病んでしまった。
整は、古い手紙と新しい手紙の筆跡の違いを指摘
古い手紙は、父親が書いたものだが、新しい手紙は、文章もイラストも紘子の実母が書いていたものであった。
実母は、まだ夫が生きていると思い込み、紘子を守るために手紙を書いていたのだ。
サキは真実を隠していたことを謝る。
住所の家には誰も住んでいないが、心配になったサキは紘子の後をつけてきたのだ。
サキは「バージンロードは、彼のお父さんと歩きなさい」という。
すると整は、なぜお母さんと歩かないのかと疑問を呈し、「いちばん大事な人と歩いてください」と言う。
紘子は、実母と育ての母と3人で歩きたいと言うと、サキは喜んで引き受ける。
すると、紘子はイラストの暗号が解けなかった手紙が1通だけあったと取り出す。
サキの顔色が一瞬曇る。
紘子は、イラスト暗号を「ひろこ、しあわせで」と解く。
整はその読み方はおかしいと指摘するが、紘子は「でも、いいんです。そう思っておきます」
紘子とサキが下車する直前
整は、あのイラスト暗号は「ふたりでころした」
2人で殺したから、実母は病んだのでは?という。
しかし、サキは「絵手紙は読みたいように読めるのよ。あの子が幸せでと読んだならそれが正しい。通りすがりのあなたは忘れて」といい、下車する。
浩増の告白
浩増は、我路のクルーザーに連れていかれた。
浩増は生い立ちを話し始める。
羽喰玄斗(千原ジュニア)の正式な子供ではないが、とてもかわいがってくれた。
女装するようになったのは、女装を玄斗が喜んでくれたから
浩増の名前は、「コウマ」とも読める。
コウマは黄麻で、別名ジュートと言う。
秘密の名前だと、玄斗は浩増に教える。
22年前、玄斗は突然消息を絶った。
女性と霜鳥刑事(相島一之)を襲った最後の事件(5話の話)
浩増は、この事件に疑問を感じていた。
被害者の名前は「高宮明江」だったが、名前に「十」が入っていない。(被害者はすべて名前に十が入った女性)
ある日、月岡の工房に行くと最後の事件で大怪我をした霜鳥刑事を見かける。
近くには霜鳥刑事の別荘があり、彼はいつもぼんやりと庭の花壇を眺めていた。
気になった浩増が花壇を掘り起こすと、人骨とチェーンのついた鍵が出てきた。
それは玄斗の骨であった。
玄斗はすでに殺されていたことがわかり、警察に何度も通報したが、一向に調べに来ない。
だから、玄斗のマネをした事件を起こした。玄斗を思い出してもらい、骨を掘り起こしてもらうために
大隣警察署
猫田の爪から検出された皮膚から、浩増が羽喰玄斗の息子であることが判明する。
さらに、22年前の事件の17人目の被害者「辻十岐子」は、浩増の母親であることもわかる。
浩増の告白
父がいなくなり、浩増の母は半狂乱になり、毎日殺してくれと泣きわめいていた。
浩増の母「辻十岐子」を殺したのは、玄斗ではなく浩増だった。
浩増からこの話を聞いた愛珠には、浩増に自分を殺してくれと頼んだ。
浩増は、愛珠にバスに乗り、終点の大原交差点の十字路まで来るように指示する。
「俺が殺すはずだったのに、あんな奴に殺されて悔しい」と言う。
我路は愛珠のカウンセリングのことを尋ねる。
愛珠のカウンセラー鳴子巽は浩増が紹介していた。
浩増は、ラピスラズリの指輪をだし、鳴子巽にもらったものだと言う。
愛珠がカウンセリングを受けた理由
愛珠には好きな人ができた。
その人は、寄木細工職人の月岡先生だった。
浩増は、話せるのはここまでだから、船を降ろしてくれと立ち上がる。
しかし、急に倒れてしまう。
「なぜ?他人の犯罪には興味がないはず」と言ったのに
すると、我路は横田留美(夏子)の殺しを持ち出す。
「いい子だったのに無差別殺人、不愉快極まりないと言う。」
縛られた状態で浩増は発見され、逮捕される。
大隣警察署
浩増は取り調べで、霜鳥の別荘を調べに行けと主張する。
すると、刑事が「牛田から荷物が届いた」と報告に来る。
その荷物には、羽喰玄斗事件の捜査メモと証拠のボールペンが入っていた。
我路たち、月岡に会う
我路たちは、月岡を尋ねる
月岡は愛珠に好意を持っていた。そして、一緒に暮らし、物作りをしましょうと愛珠に言う。
愛珠は「そうできたらいいなぁ」と答え、それから連絡が途絶える。
月岡は嫌われたと思っていたが、その後事件のことを知り、ひどく悲しむ。
我路は月岡に感謝する。
愛珠を好きになってくれたこと、愛珠にも幸せな時があったことを
愛珠の寄木細工の箱を開けると、指輪が入っていた。鳴子巽にもらった指輪であった。
我路は疑問を抱く。
「もしかして、浩増は鳴子巽に導かれて事件を起こしたのか?」
「愛珠の自殺も鳴子巽に誘導されたのか?」
我路は、浩増の持っていた指輪を整に送り、整に会いに行く。
我路は、愛珠が持っていた指輪を見せ、整の協力が必要だから一緒に行こうと誘う
「どこに?」と戸惑う整
Fin
「ミステリと言う勿れ」の最終回の感想
いきなり、時系列がぶっ飛びましたね~
5話の事件と今回の事件は、同時期に発生したってこと?
いつの間に、過去にさかのぼってたの?
それと、浩増が事件を起こした動機が、玄斗の遺体を発見したことを警察に知らせるためって・・・、ほかにやり方あったような気がするけど
結局、我路は愛珠がカウンセラーの鳴子巽に自殺を誘導されたかもの疑惑に辿りつき、整君に謎解きの協力を求めるとこで終わり
鳴子巽の正体も、全く明かされないまま
続編ありきの最終回でしたね(^^;)
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